
[九州ナウ] 「排外主義」拡散する日本、34年目も共生を叫ぶ在日同胞
入力:2026-04-23 18:08:05
ソン・ヘリム記者 hyerimsn@busan.com
Busan.com 記事転載
観光インセンティブ政策も「不公平」
経済的不安に疎外感
三一文化祭、多国籍出身者を包容
「3・1運動は世界に向けたメッセージ」
先月29日、福岡市貝塚浜小学校講堂で開かれた第34回三一文化祭で、多様な国籍の参加者たちが韓国の伝統遊び「ムクゲの花が咲きました(だるまさんがころんだ)」を楽しんでいる。
日本では昨年、参議院選挙で「日本人ファースト」を掲げた参政党が旋風を巻き起こして以来、外国人に対する排外主義が拡散した。九州でも、外国人観光客をターゲットにした観光政策や住宅建設のニュースに対し、SNSなどで批判が殺到する「炎上」現象が見られた。世論が激化し、実際のデモにつながったり、地方選挙の結果にも少なからぬ影響を与えている。
100年以上も日本社会の辺境に生きてきた在日コリアンにとって、最近の雰囲気は決して珍しいものではない。34年間福岡で続いてきた在日同胞の祭り「三一文化祭」では、共生を強調した3・1運動の精神を改めて再認識した。
■外国人向け観光・住宅に「炎上」
人口約5万人の福岡県朝倉市は昨年、民間事業者の外国人向け住宅建設計画で苦境に立たされた。中国系資本とされる民間事業者が市外郭に290戸のマンションを建設し、分譲物件の80%を中国・香港・台湾人向けに、残り20%を韓国・日本人向けに入居を計画しているというニュースが報じられたのだ。
その後、SNSでは「中国人用の巨大マンション建設」「移民政策反対」など反発世論が拡散した。福岡県が建設を許可したというデマが広がり、事業撤回を求めるデモや署名運動も続いた。この事件の影響か、最近の朝倉市長選挙では、建設反対の意を表明してきた新人候補が再選を目指す自民党所属の現職市長を破って当選した。21日、朝倉市は「外資系企業のマンション建設計画が白紙撤回された」と公表した。
今年初め、海外観光客誘致政策を発表した九州最南端の鹿児島県も炎上した。県内宿泊の外国人に対し、福岡博多駅から鹿児島中央駅までの新幹線片道運賃約1万円(約9万2800ウォン)を支援することとし、関連予算も編成したところ、反発が起こったのだ。SNSでは「売国奴」「不公平だ」など激しい反応が相次いだ。
日本メディアは、こうした現象を排外主義の拡散によるものと分析している。排外主義が蔓延する社会・経済的不安から、自分たちが外国人よりも重要視されていないと感じる傾向が容易に現れ、それを意識する政治勢力も台頭している点が、排外主義蔓延の原因として指摘された。
■排外主義の中、3・1運動の共存価値
外国人排斥の風潮の中、文化という共感をきっかけに、国境を越えて気兼ねなく交流する風景の意味は格別だ。先月29日、福岡市貝塚浜小学校講堂で開かれた第34回三一文化祭では、韓流を共通認識とし、多様な国出身の人々が気兼ねなく交流する様子が目立った。掌を重ねて「マンションゲーム」を楽しむ人々の間には、肌の色が違う子供たちも韓服を着て交流していた。
日本・韓国・ネパール出身の女子高生3人は、チマチョゴリを着てキンパ販売を自ら申し出た。ネパール出身のラナ・マンダリ・アノさん(18)は「もともと韓国に興味があったけれど、韓国の友達ができてからもっと好きになりました」と笑顔で語った。
司会の在日同胞、パク・ガンス氏は「独立宣言書には、独立運動は正義、人道、生存、尊栄を求めるものであり、決して排他的感情に偏ってはならないという文言があります」とし、「3・1運動は、私たちだけのための排他的な主張ではなく、隣にいる日本人やアジア人、ひいては世界中のすべての人々に送るメッセージでした」と述べた。続けて、「外国人を排斥する風潮が最近特に強まっているように感じます」とし、「3・1精神が今も普遍的に通じることを訴えながら、隣国韓国の文化を世界中の人々と共に楽しむ文化祭を作り上げていきたいです」と語った。
特に今年は、日本で居住する外国人とその子に対する差別的言動を禁止する「ヘイトスピーチ解消法」が制定されてから10年目にあたる。法制定と韓流の影響で、在日コリアンに対する差別的言動は減少したという評価があるものの、排外主義は拡散中だ。文化祭を訪れた福岡女子大学国際教養学科の小明教授は、「3・1精神は日韓関係に端を発していますが、本質的にはより多様な人々の解放を語っているため重要です」と述べた。
九州(日本)/文・写真=ソン・ヘリム記者 hyerimsn@busan.com
ソン・ヘリム記者 hyerimsn@busan.com
ⓒ Busan Ilbo (www.busan.com), 無断転載および収集、再配布禁止
出典: 韓国元記事 | Thu, 23 Apr 2026 18:09:00 +0900


